ラテン語の由来とは

ラテン語とは、イタリアの南部のラティウムでラテン人により用いられていた言語である。ラテン語はローマ帝国の公用語となり、広大な版図に伝播した。ギリシア語から多くの語彙を取り入れ、学問・思想などの活動にも使われた。今使われているローマ字から"j" 、"u"、 "w" を抜いた23文字のアルファベットで使用されていた。ラテン語はローマ帝国滅亡後もローマ教会の公用語となり、長いあいだ文語で使われた。

ラテン語の辞典や辞書で調べてみると

ラテン語は、国や地域によって発音は異なります。辞典や辞書などで調べてみると、大きく分けて古典式、イタリア式、ドイツ式の3つがある。イタリア式には、現代イタリア語の原則にのっとって発音するものと、それをもとにした「教会式(ローマ式)」の2つがある。ラテン語の教会式(ローマ式)は、ソレム修道院で提唱された発音法です。現在では日本語ではドイツ式の音をカタカナ表記するのがするのが当たり前になっている。辞書や辞典で調べてみるとよく分かると思います。しかし、ラテン語のイタリア式では「ジュリオ・チェザーレ」、「スキピオ」は「シピオ」、「キケロ」は「チチェロ」に変わりますのでラテン語といっても何種類もあるので注意しないといけませんね。ですのでラテン語の辞書や辞典や翻訳する際は気をつけて調べないといけませんよ。

ラテン語は広く欧州知識人の公用語として用いられた。ラテン語で執筆されているし、デカルトの有名な「我思う、ゆえに我あり」(Cogito, ergo sum コーギトー,エルゴー・スム)もラテン語である(実際には、デカルト自身がラテン語で「我思う、ゆえに我あり」と著作に記したわけではない。彼の著作にはフランス語で書かれたものとラテン語で書かれたものがあり、「我思う、ゆえに我あり」はフランス語で書かれたほうの書物の一節である)。近年ではAnnus Horribilis(アンヌスホッリビリス、ひどい年)とラテン語を使ったことが有名である。だが、ラテン語は今日の欧州ではそれほど使われていない。学名はラテン語もしくはギリシア語単語をラテン語風につづり変えたものでつけられるのが通例で、地位を保っているこれも、ゆれが無く、同一性を保てるラテン語の利点を活かしている。国は、バチカン市国1ヵ国だけである。ラテン語が公用語に採用されているためである。そのバチカン市国でも、ラテン語が用いられるのは公式会見のみで、日常生活ではイタリア語が用いられる。